あ゛・・・!
寒い季節になってしまいました。(-_-)
今年も秋からずっと野菜物を中心に頑張ってみました。
が、その頑張りと成果は比例しない物でして、短期間で結果を出すことなど無理に等しい。なにしろ生育に悩まされた秋シーズンでした。
一番困ったのはやはり・・・虫。
暑い時期はなかなか生えそろわないことが多くてとても気にしながら種まきするのだけれど、それらの芽がきれいに生えそろって安心したところを、一夜にしてすべて切っていってしまう。
「え・・・?!昨日の昼間はあんなに調子よく芽が生えていたのに・・・」と言ってみても、
それらをすべて播種し直してまた同じように芽を切ったり、よくよく見ると細かな虫がついたりして嘆いたり恨み節言ったりしてみても虫達は知らん顔。
それとは別に、秋のまだ暑かった頃にとにかく一回に降る雨の量が半端じゃなかったので、「暑さと水に弱いほうれん草」なんぞはこれも一夜にしてすべて溶けていってしまう・・・。なんと同じ場所に4回の種まきをしてようやくこの間から収穫が始まったところでした・・・。(一ヶ月以上軽く無駄をしました)
暑さ対策と水による影響はこれからまだまだ悩まなければならないことですが、土の中の虫は事前に土壌消毒で、土の上の虫は付く前に、付いてからの管理で回避できる・・・はずです・・・。
この秋、県の安心食材基準で頑張って作ってみよう!・・・と試みるも、今の我が家の環境や僕の技術では上記農薬使用と呼ばれてる物をとてもその基準回数内ではこなせない現実にぶつかりました。
・・・あまりにも心が折れた秋でありました。
・・・とはいえ、自分たち作り手の作業や感情の都合で生産するに当たって守らなくちゃいけないルールは変わらないのだからとにかく、慣行回数に納めるようには頑張りました。
(もちろんその薬に対する濃度や日数・回数守るのは当たり前)
ついついこんなになるならそのルールを守るのさえ怪しくなるのでは・・・とあまりに不安になります。けど、心を落ち着けてもう一度、もう一度・・・ということを繰り返しやってかなきゃ、ねぇ・・・。
農産物の生産現場に限った話ではありませんが、
「
目に見えてる触れてる部分と現場とはとてもギャップがある」
って、言葉で簡単に言ってしまうけれど・・・
本当に本当に(!)その現場に一シーズン見ていただく触れていただくだけで、目に見えてるものの印象と違うことに驚かれると思います・・・。
だから最近は、世間で起こってるあれこれニュースに対して自分もついつい感情で、雰囲気で判断してること多いなあ。。。と見る目を変えるようにしています。
正しい感じ方、判断力・・・、経営者としてとても必要なことだと痛切に感じています。